「こころ」と「健康」

 近頃周囲で健康を害する人たちが続出している。太ったり痩せた
り疲れたり眠れなかったり倒れたり入院したりと理由は様々だが、
とにかく体調が悪いらしい。
(実にリアル友人知人の半数以上…!すげえ)
 皆一様に年のせいだと主張するのだが、自分は年を重ねるごとに
健康になっている気がする。今年はついに一度も風邪らしい風邪を
引かなかった。小学生の頃など月一で風邪を引いていたというのに、
近年の健康さは一体なんだろうか。

 マイナス思考は健康を害すると言われている。それならば毎日の
ように悪口ばかり言っている俺はどんどん身体がおかしくなってい
く筈である。が、現実にはどんどん健康になっている。
 何故だろうかと考えてみたら【自分に対する悪口】だけはひと言
も口にしていないことに気付いた。人の作っているものにケチをつ
けたり、他人のやっていることにダメ出しをすることは数え切れな
い位やったが、自分のやってることは全肯定の方向で生きている。
まさに【他人はNG自分はOK】の極み。超イヤな奴である。
 お陰様で毎日実にすがすがしい気分だ。

 これで身体が健康になっていくということは、少なくとも他人に
対する悪口は身体にいいのではないだろうかという気さえしてくる。
嫌なものは嫌だ、キライなものはキライだと大声を張り上げて生き
ていると、ストレスが溜まらない。
 人に好かれるために自分の思いを隠し、ストレスを溜めて体調を
悪化させながら人気者でい続ける人と、あけっぴろげに思っている
ことを口にしてストレスを発散し、体調はいいけど嫌われ者になる
人では、本当の所どちらが幸せなんだろう?

 今の社会は【プラス思考】というものを恐ろしく誤解しているよ
うな気がする。毎日笑顔でいる人が幸福な人間とは限らない。もし
も喜びや楽しみといった正の感情だけが人間にとって有用な感情な
のだとすれば、憤怒や憎悪といった負の感情をもった人間は淘汰さ
れて地球に存在しなくなっている筈である。
 だが、現実にはそうなっていない。むしろ人前で無理やりポジテ
ィブな感情を搾り出そうとする人間の方が健康を悪化させている率
が高いように思う。
 少なくとも「ポジティブにならなければ」という強迫観念からポ
ジティブに振舞おうとするのは、精神的にも肉体的にも非常に負担
をかける行為であろう。
 現代のビジネスやスピリチュアルの思想は、こういった強迫観念
を産む原因になっているような気がしてならない。個人的な推測の
域を出ないが、年々増加している精神病の殆どは「笑顔でいなけれ
ば」「ポジティブにならなければ」という強迫観念+周囲からの圧
力が原因であるように思う。

 
 昔から言うじゃない「憎まれっ子世にはばかる」って。
 案外的を得た考え方なんじゃないだろうか。


http://blog.with2.net/link.php?575677←人気投票。よければ押して♪

| | コメント (0) | トラックバック (0)